私は、医療職が専門の職業カウンセラーの柏原です。
相談者本人にも承諾の上で、職業カウンセリングの一部を公開させて頂いています。
看護師を辞めたい。。。
先輩や、周囲のスタッフとの人間関係に悩んでいて、看護師を辞めたくなりました。
彼女の悩みは、
「看護師が向いていないし、職場での人間関係にも疲れたから、看護師を辞めたくなった。」
でした。
"カウンセラーの勘" みたいなものですが、彼女自身は、看護師を本気で辞めたいと思っているようには感じませんでした。
看護師を続けたい気持ちはあるものの、自信の喪失や不安が大きくなり、どうして良いのか分からなくなっているだけ、、、。
ざっくりとですが、そんな印象です。
(この "カウンセラーの勘" は、的中するのですが、まずは彼女の簡単なプロフィールから。)
相談者は、経験年数1年目・新人看護師
私が彼女と最初に出会ったのは、新人看護師になって約半年が経過した頃でした。彼女の友人が、毎日辛そうな彼女をみていられなくなり、職業カウンセラーである私のところに紹介してきました。
彼女は、地方出身・東京在中の20代女性、1年目の新人看護師です。
地元の高校を卒業後、看護学校に入学し、ストレートで看護師免許を取得しました。
新人看護師として、東京の総合病院に入職したのですが、なかなか上手いこと馴染めず、少しうつっぽい状態が出始めていたようです。
彼女は、私のカウンセリングで転職を決意するのですが、これが彼女の人生をポジティブなものにする良い転機となりました。
まずは、彼女の当時の状況から説明していきます。
看護師を辞めたい理由は、人間関係と自らの技術不足・ミスの多さ
彼女の悩みは、
- 病院スタッフ同士の人間関係
- ミスが多く、看護師技術が成長しない事
主に、この二つで悩んでいました。
先輩看護師の指導が怖くて、ミスしては怒られる。
怒られるのが怖くて、緊張して再びミス。
先輩看護師からは厳しい言葉を浴びせられる。
緊張して再びミス。。。
この悪循環が続けば、誰でも仕事を続けていく自信を失っていきます。
あんなに好きだった「看護師」の仕事が、もう嫌いになったと泣きながら話しました。
この状況になるまで、彼女なりにかなり頑張っていたようです。
「半年頑張ったらきっと慣れてくる」って自分に言い聞かせながら、入職してからの6ヶ月はなんとか頑張ってきた。
でも、全然スキルアップしていない。
それどころか、
ミスして怒られてばかりの状態で、看護師を続けていく自信がなくなり、もう辞めたいと思うようになった。
彼女は少し混乱している様子で、苦しい想いを自分の言葉でなんとか絞り出してくれました。
努力しても努力しても、目に見える結果として表れない
こんな状態は、誰でも辛いものです。
そこに、先輩看護師からの厳しい言葉や、周囲との人間関係が上手くいかなければ、挫折しそうになるのも分かります。
だけど、なぜ、彼女はここまで追い詰められているのかが気になりました。
ここが最初の、"カウンセラーの勘" としての違和感です。
(なんで、辞めないんだろう。。。)
まだ看護師を辞めれない理由は、両親の事と奨学金の返済
彼女が、ここまで追い詰められているのに、看護師をまだ辞めていない理由がやはりありました。
- 両親に心配をかけたくない。
- 奨学金の返済が残っている。
大きくは、この二つ。
親からは、「もう少し頑張ったら、慣れてくるんじゃない?」とアドバイスされたようですが、本人の心情としては、「正直もう辛い」というのが本音のようです。
辞めたいけど、辞めるわけにはいかない。。。
まさに板挟みの状態です。
でも、このまま、無理して仕事を続けても、彼女の心が壊れていくだけです。
私は、彼女の話を聞いた上で、
- 新人のうちで看護師を辞める人もいるが、1年目ですぐに看護師を辞めていった人たちは、今どうなっているのか?
- 辞めて良かったと言える人生を歩んでいるのか?
まずは、そんな話から、始めてみる事にしました。
無責任に、「辞めたいなら、辞めた方が良い」なんて事は絶対に言いません。
辞めたい新人看護師が、前を向いて進み出すまでの過程を公開
彼女の話を聴いたあと、私は、このように話しました。
今は辛い状況という事はよく分かった。
もし、本当に看護師が合わないなら、今すぐにでも、辞めるべきだと思う。
世の中の仕事は、看護師や医療職だけじゃない。
でも、もし、少しだけでも落ち着いて考えられるなら、看護師を辞めた後に起こるであろう現実的な問題とか、心情的な問題を理解したうえで決めた方が良い。
なぜなら、これまで、勢いだけで辞めていった看護師に「辞めて良かった」と思える人がいないからです。
さらに、今の話を聞いただけでは、あなたが本当に看護師という仕事に合っていないという事に確信が持てない。
きっと、自分でもまだ整理がついていないと思うし、今の段階で辞める事を決意するのは早すぎる気がする。
そして、私からのアドバイスに耳を傾ける事ができそうか、彼女に確認を行いました。
聞く耳を持っていない状態では、いくら話しても心の壁が全てをブロックするからです。
彼女は、気持ちの整理ができたからなのか、悩みを口に出した事で少し気が紛れたのか、一番最初の思いつめている様子は既に和らいでいて、彼女の気持ちは、ほんの少しかもしれませんが、前を向き始めているようにも感じました。
そして、彼女は小さな笑みを浮かべながら、私の話を聞いてみる事に同意してくれました。
結論から言うと、看護師を続けるために、今の職場から転職するという中間の選択肢を選びました。
- 看護師を辞めた時に待っている現実を受け止める
- 看護師を楽しく続けられる場所を探す
このような意思決定です。
逃げの転職ではなく、
自分を苦しめている環境から離れ、自分の生き方・働き方を得るため、前進するための転職をはたしています。
今では、この転職がきっかけで、看護師としての自信と誇りを取り戻し、今でも現役バリバリの看護師として仕事を続けています。
もちろん、実際の転職については、人材紹介会社の力を借りたので、私のヒアリングは、あくまでも "前向きになるきっかけ" に過ぎません。
彼女には、新人看護師や3年目以内で、比較的早い転職を希望する看護師のサポートに長けているところが最適だと考えて 医療ワーカー を紹介しました。
看護師専門の転職サポート部門があり、ここのサポートは手厚いので、辞める前に一度相談してみて下さい。
登録は必要ですが、無料で相談できるので、使いやすいと思います。
きっと、彼女と同じように悩む新人看護師は決して少なくはないはず!
もし、看護師を辞めたいと考えているなら、それを実行する前にもう一回だけ、自分にチャンスを与えてみるというのはどうでしょうか?
別の職場を体験してみて、それでも本当に自分に合っていない職業と言えるのか?
それとも、今回の悩みは単に職場環境に恵まれなかっただけなのか?
どうせ辞めるのであれば、それを確認してからでも良いと思います。
逆に、中途半端な気持ちで辞めると、後悔します。
「本当にあの時辞めて良かったのかな、、、。」「辞めない方が幸せだったのかな、、、。」そんな事ばかりを考えてしまう日々がやってきます。
事実、
看護師を辞めようと決意したけど、一緒に話し合い、私からのアドバイスを受けた後、自ら転職を決意した看護師が多数います。
違う職場に転職した結果、現状が一変し、今では、当時の私への悩み相談が笑い話になるくらい、看護師として生き生きと、そして自分らしく頑張っている看護師がいます。
私に相談してくれた彼女も、今では「あの時に辞めなくて本当に良かった。」と話します。
今回紹介した仕事の悩み相談に来てくれた新人看護師さんも、今では中堅看護師として、当時とは別の職場で後輩指導に当たっています。
そして、当時の自分のように苦しんでいる新人看護師や、若手看護師を優しく、そしてパワフルにサポートしているそうです。
あなたも、看護師を辞めたいなんて思っていませんか?
多数の看護師のカウンセリングを行ってきたなかで、いくつかのチェック項目当てはまる新人看護師さんは、辞める前にまずは他の職場をみてみた方が良いと思っています。
ダラダラと今の職場でつらい時間だけが過ぎても、心が疲弊するだけなので、できる事なら今すぐにでも転職した方が良いとさえ思っています。
ただし、転職先を探す方法には、いくつかの方法がありますが、自分一人で動こうとして転職に失敗した人もいるので、気をつけてください。
もし不安なら、転職サイトを使う手もあるのですが、その場合は、看護師専門で、尚且つ、転職を徹底的にサポートしてくれるタイプの転職サイトにしてください。
他施設の職場環境・人間関係に詳しくないなら、利用するメリットは相当にあります。
ただし、転職サイトにも良し悪しや、優劣があるので、転職サイトを利用する際は、優良の人材紹介会社が運営するサービスから選んでください。
看護師を辞めずに、転職する事で手にしたモノとは?
彼女が転職して手にしたのは、「自分に合った職場に出会えた事」なんてありきたりで、表面的な事にとどまらないと思っています。
この転職をきっかけに、一人の看護師として、しっかりと自信をつける事ができ、看護師の仕事にやりがいや充実感を感じれるようになった事だと思っています。
ここまで来れたら、もし、後々看護師を辞めてしまったり、結婚・出産・育児などによって、一旦現場を離れる事になったりしても、いざ看護師復帰するとなった時に、いつでも・どこの職場に行っても生き生きと自信をもって仕事に取り組める看護師になっているはずです。
もし、看護師を辞めるたいと思っているなら、その人は、もう動き出すべきタイミングにきているのかもしれません。
新人だからとか、1年目だからとか、そんな事を言っているうちにどんどん疲弊してしまい、結果的に看護師を辞める事になってしまっては全く意味がありません。
今の行動が、自分の将来を変えてくれます。将来を見つめて、ポジティブに動き出してみてください。
→ 相談者も利用した看護師転職サイト「医療ワーカー」を利用してみる。
もし、このサイトを見ているあなたの現状が、苦しみや悩みでいっぱいなら、このWEBサイトが少しでもサポートになる事を願っています。
1.看護師を1年目で辞めた後に待っているお金・収入に関する現実問題
看護師の仕事を辞めると翌月から無収入です。看護師を本気で辞める決心がつかないうちに見切り発車で仕事を辞めると、結局自分を追い詰める事になります。
ここでは、辞めてから後悔しないために、新人看護師が、今の職場を辞めたあとに待っている「お金」に関する問題を説明していきます。
大幅な年収ダウンはほぼ確実
看護師の年収のボリュームゾーンはおおよそ400万円〜600万円とされており、平均年収は499万円となっています。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/index.html
地域差や施設差があるので、バラツキはあるものの、看護師の平均月収は30万円前後で、ボーナスは50万~100万円とされています。
ちなみに、日本人平均年収は、461万円とされていますが、男女別でみてみると、男性567万円で、女性は280万円となっています。
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan1997/menu/03.htm
まだまだ、一般職・専門職を含めた日本全体の女性の平均年収はこんなものなんです。
看護師に限らず、医療職は男女差がそれほど大きくないのが特徴で、社会的に女性が働きやすい職場環境なんです。
看護師の多くが女性である事を考えると、看護師の平均年収をそのまま女性看護師の平均年収として考えた場合、その差はなんと、219万円もあります。
もし、エリート街道を歩んできて、良いお給料が貰える企業に就職しているなら話は別ですが、一般的な女性労働者の中では、かなり高所得者層という事が言えます。
せっかく、これだけの収入が得られるステージに立てたのに、看護師を辞めた翌月からは収入がゼロになります。
中には、コンビニやカフェのバイトなどで繋げばなんとかなるかな、なんて思っている人もいたりしますが、そんな転職をしたら高所得者層から、一気に低所得者層・ワーキングプアの仲間入りです。
これまでに担当した患者さんの中には、生活保護の人もいたと思いますが、一つ間違えれば、同じ状況になるんですよ。
失業保険はもらえない。
退職後に一定の条件を満たせば失業保険(月給の6割程度)がおりるので、多少お給料が入らない期間があっても、失業保険で無収入分をある程度は賄う事ができます。
しかし、1年以内の退職者は、この失業保険がおりません。
簡単に制度を説明すると、一年以上雇用されてはじめて、失業保険をもらえる対象者となります。直近の勤務先で1年以上勤めてない場合は、雇用保険の対象者ではありません。
つまり、新人看護師が辞めてしまうと、失業保険はおりません。
ちなみに、働きはじめに設定されている「試用期間」はここに当てはまりません。3ヶ月の試用期間を設けている病院は多く、失業保険をもらえるから安心と思って、1年で辞めたけど申請したら通らなかったという人います。
こうなったら、本当に地獄です。
退職後も支出は続く
2年目から税金の支払いが始まる。
看護師1年目が、まさに社会人1年目の人であれば、税金について知っておかないといけない事があります。
初年度は、税金(所得税)はかかりませんが、翌年度からは、前年度の収入に応じて算出された税金を払わなければいけません。
もし、どこかに勤めていれば、その税金分を会社側が半分を負担する事になります。
どこにも勤めていなければ、全額を自分で払わないといけません。
看護師を辞めて無収入になっていたり、大幅に年収ダウンしていたとしても、これまでに沢山もらっていた給料に対して税金が掛かってくるので、とても苦しい思いをするはずです。
奨学金の支払い
もし、看護学校に奨学金を貰って卒業した人は、卒業後から返済が始まります。
看護師を辞めたからと言って、奨学金の返済が免除されるわけではないので、奨学金を受けていた人は、さらに苦しい状態となります。
看護師以上に稼げる仕事はそうそうない
看護師以外への転職を安易に考えている人は、看護師以上に稼げる仕事はそうそうないという事を自覚しておきましょう。
今回の相談者のように、女性看護師で考えた場合ですが、先に説明した女性の平均年収から、転職後の年収を見積もる必要があります。
つまり、年収250万円〜300万円を覚悟しておく必要があります。
その仕事が、看護師よりも好きでやりたかった仕事というなら良いと思いますが、看護師を辞めるために選んだ仕事に、それほどやりがいを感じる事はないはずです。
ちゃんと良い給料を貰って、若い女性が一人で自立して生活できるだけの収入を貰える仕事ってそうそう無いという事です。
ネガティブな理由で他の職業にチャレンジするのは、なかなか精神が疲弊します。
もし、復職しなければ自分で確定申告に、、、。
通常であれば、病院の会計・経理・税務担当者が代わりに行ってくれますが、どこにも所属していなければ、自分で確定申告に行かなければいけません。
一切の収入がなければ確定申告の必要はありませんが、その年に収入があった場合は、その収入を報告しに行く必要があります。
もちろん、代理で言ってくれる人はいませんので、自分で調べて、申告しに行く必要があります。これって、とても面倒な事です。
場合によっては、税理士を雇ったり、税務関係の勉強をしたり、、、と正直面倒な事ばかりです。
「フリーランスになって、〇〇したい!」という熱い志を持っていても辛い部分なのに、消沈して、意欲も低下している状態でフリーになっちゃうと、二重苦・三重苦となり、想像以上に地獄です。
もし、辞めた後に、年内に別の職場に復職した場合は、次の勤務先の担当者が代理で行ってくれます。
だから、今の職場を辞めるにしても、年内に確実に復帰するプランをたててからでないと、後悔する事になるわけです。
看護師を辞めた後に、お金に困る可能性は大
無理して看護師を続けろとまでは言いませんが、看護師を辞めてから、お金を問題を抱える看護師は大勢いるのは事実です。
結果、割に合わないバイトをしたり、収入を戻すために夜の世界に入っていく看護師もいます。
看護の仕事をしながら、夜の仕事もするという「ダブルワーカー」も多く、看護師の特徴です。
社会で生きていく上では、お金の問題は非常に大きなウエイトをしめるのも事実なので、この点を考慮して辞めるべきです。
見切り発車で、看護師辞めたら、これまた後悔です。
2.多くの看護師が、辞めた後に看護師という仕事の素晴らしさに気づきます。
看護師は、精神的にも肉体的にも辛い事が多く、「正直割に合わない」と思っている看護師は非常に多いです。
満足度は低い傾向にあるのですが、「看護師」は他の職業の人たちにとって、けっこう羨ましがられる職業の1つです。
辛い状況・ゆとりのない状況に置かれるとついつい悪い側面ばかりに目がいってしまいますが、少し深呼吸して看護師の仕事の良い面について考えて見る事も大切です。
看護師は「ありがとう」って言ってもらえる仕事
看護師に限らず、医療職の特徴ではありますが、自分が一生懸命やった事に対して、「ありがとう」って言ってもらえる仕事です。
多くの仕事は、やって当たり前だったり、一生懸命やった事により誰かに不利益になったりします。
スーパーの店員やコンビニの店員に、レジで対応してくれた時に、本気で「ありがとう」って言った事ありますか?
一生懸命にやったとしても、「それは当たり前の事」としか思われません。
その他には、弁護士なんかだと、依頼者の助けるために全力なるのが仕事ですが、相手側からは恨まれたりします。双方からお礼を言われる事はありません。
税理士なんかの場合だと、クライアントと税務署との板挟みになったりします。
看護師の場合は、一切のストレスがないとは言いませんが、一所懸命仕事に取り組めば、患者さんからも、患者家族からも、病院スタッフからも、全員から「ありがとう」って言ってもらえる仕事なんです。
堂々と自分の職業を言える仕事
あまりピンとこない人もいると思いますが、世の中にある沢山の仕事の中には、なんらかの自己紹介の時などに、自分の職業を言うのが嫌な人もいます。
看護師が、「私、看護師です。」なんて、言いにくいなと思った事ないと思います。
そして、聞いている方も、「看護師ですか?すごい!」とはなっても、
「看護師って何???」とか、「なんだその仕事?」とはならないはずです。
自分の仕事を堂々と周囲に言えるって、そうでない人からすると相当に羨ましかったりします。
社会的に認められている仕事
看護師は、社会的に認められている仕事の一つです。
クレジットカードを作る時や、ローン(車やマンション、マイホーム)を組む時に、「看護師をしてて良かった」と実感するはずです。
若い女性や社会人1年目なんかだと、会社によってクレジットカードを作れない場合もあります。
また、いずれローンを組む事になった時にも、「看護師」というだけで、良い金利(条件)で借入れをする事ができたりもします。
女性看護師が、一人でオートロック付き・管理人付きのタワーマンションに住んでいたりしますよ。
一般的にはなかなか厳しい話で、これも社会的に認められている「看護師」という仕事の魅力です。
看護師は、将来的にも役立つ仕事
看護師の資格があれば、病院や介護施設がある地域ならどこに行っても仕事があります。
ただし、新人・若手時代にしっかりと経験をつんでいないと、どこに行っても大丈夫なスキルを身に着けているわけではないので、看護師の資格をもっていながら介護士と変わらない仕事しかできなくってしまいます。
もし第一線で再び頑張ろうと思うと、新人時代以上の精神的な負担と不安を感じるはずです。
若い時は、周りもサポートしてくれたりしますが、一見ベテランに見える「年だけとった新人同然の看護師」を優しくサポートしてくれる人なんてなかなか居ません。
せっかく、将来的にも役立つ仕事・資格なので、そういった視点をもっておかないと後悔します。
看護師が、楽な仕事とか、オイシイ仕事とは言っていません。大変な事の方が多いと思います。
でも、充実感・やりがい・メリットが大きい魅力的な仕事である事も事実です。
もし、まだ「看護師を辞めたい」と考えているなら、それを実行する前にもう一回だけ、自分に看護師を続けるチャンスを与えてみるというのはどうでしょうか?
3.新人看護師時代に転職を経験した人たちの声「あの時、辞めなくて良かった。」
新人看護師は、職場環境ではなく、「自分自身の性格や適正に問題がある」と考えがちですが、多くの場合、その思考は間違っています。
事実、職場を変えた事によって、看護師人生が180°変わった人達を沢山みてきました。
「すぐに看護師を辞める。」のではなく、
「他の職場をみてみる。」というのも大事な事です。
逃げるように、看護師を辞めたとしても、ここまでで説明した通り、その後の人生が上手くいく可能性は低いのが現実です。
ここでは、看護師を辞める前に、他の職場(病院)もみてみようと前向きに動いた事によって、看護師人生が変わった人たちの声を紹介します。
一緒に励ましながら頑張れる仲間がいる。
同期どうしで少しギスギスした雰囲気があって、「分からない事を一緒に潰していく」というよりは、みんな自分の方が賢いって思われたいみたいな雰囲気でした。
そんな中では、一緒に励ましながら頑張るなんて関係は築けなかったけど、今は、分からない事があったら「教えてー!」とか、お互いに困っている時は、サポートし合いながら、一緒に頑張れる関係になっています。
単なる仲良しごっこではない、切磋琢磨できる仲間を見つける事ができて、今はとても仕事が充実していると感じています。
「分からない事は聞きなさい。」ではなく、ちゃんと説明してくれる。
本当にすごい先輩って、頭ごなしに経験の浅い新人看護師を怒ったりはしません。
私が尊敬する看護師は、「分からない事は聞きなさい。」なんて言い方はしません。
新人看護師って、分からない事が分からないのだから、それをどう聞けば良いのですかって話です。
そして、本当にミスが起きた時は、「なんで分からない事を聞かないの?」なんて言ってきたりしますが、これでは新人看護師は萎縮するばかりです。
私の事を指導してくれた先輩は、前もってちゃんと説明・指導してくれます。
「その説明について分からない点はない?」って言ってもらわないと質問のしようがないですよね。素敵な先輩と仕事ができて幸せです。
報連相が怖くなくなった。
先輩看護師が忙しそうにしている状況で、報告・連絡・相談に行くと、顔も合わさずに、冷たい返事だけでした。
「なんで私に言うの?」なんて言われる事もあったりして、報連相が苦手になってました。
これってどこの職場でも、看護師の世界では当たり前と思ってましたが、今の職場では、ちゃんと顔を見て話してくれるし、とてもコミュニケーションがとれやすいです。
ちゃんと褒めてくれる。
どんなにミスが続いても、全てが間違っているという事はほとんどありません。
良かれと思ってやった事が、イマイチだったり、ちょっとした手順の誤りがあったりで、完全に間違っているのではなく、何かが間違っていただけって事が往々にしてあります。
間違っている事は注意した上で、上手くできていた部分や、自分でなんとかミスをリカバリーしようとしたところを、ちゃんと褒めてくれます。
だから、怒られても萎縮せずに、次はもっともっと褒められたい!って思って前向きに頑張れるです。
「あの時、辞めなくて良かった。」
新人時代の辛い経験がきっかけで転職した看護師の実際の声を紹介しました。
それぞれに違ったエピソードや想い出があると思いますが、彼女達に共通するのは、「看護師が辛くて辞めたくなっていた。」という事と、「あの時、辞めなくて良かった。」という事です。
職場を変えた事によって、看護師人生を180°変える事ができた人達です。
つい、自分だけに問題があるとか、看護師に向いていないと考えてしまう人は多いですが、経験者の声を聞くと、もしかすると自分は間違っているのかも?と思えるのではないでしょうか。
4.新人看護師だからと言って転職できない理由にはならない。今すぐ転職すべき看護師とは?
転職した看護師に行われたアンケート調査によると、転職の理由の主なものは、同僚、先輩、看護師長といった「看護スタッフとの人間関係」です。
人間関係に問題があって疲弊している事を理由に、転職して職場環境を変える看護師が大多数を占めているという事です。
そして、新人看護師についても、同様の事が言えます。
特に、以下の項目に当てはまるなら、まさに今動き出しても、デメリットはそれほど大きくありません。
- 「5年以上、今の職場で看護師を続けるのは考えられない。」と思っている。
- はじめての転職である。
「5年以上、今の職場で看護師を続けるのは考えられない。」
3年以内の転職は、次の職場での評価に基本的に違いはありません。
つまり、看護師1〜2年目の転職と、看護師3年目の転職では、評価に違いはないというわけです。
最低でも5年くらいは勤続しなければ、結局は同じ扱いだったら、裏をかえすと、1〜2年目で辞めたところで大きなデメリットはないわけです。
もし、現時点で最低でも5年くらいの勤続を考えていないなら、逆に早めに次の職場への転職を検討する方が良いと言えます。
もう一度言いますが、1年目で辞めようが、3年半年で辞めようが、ほとんど評価に違いはありません。
無理に辛い職場で頑張って疲弊する羽目になっても、1年くらいで辞めた人と同じように「就職後すぐに退職した看護師」とされるくらいなら、さっさと自分に合っていると思える職場に転職した方が自分のためになるわけです。
はじめての転職
既卒の看護師を募集している病院の採用担当者は、その応募してきた看護師が、
「新人時代で辞めていないか?」
「前職場で3年は頑張ったのか?」
といった事より、転職を繰り返す看護師でないかをチェックしています。【ここが重要です!】
なぜなら、当院に入職しても、すぐに退職・転職するかもしれないと考えてしまうからです。
新人時代に転職する事よりも、
2〜3年単位で転職を繰り返している中堅看護師の方が圧倒的に不利です。
「新人時代で辞める」という事は、はじめての転職のはずなので、それほど問題に感じる必要はありません。
次の職場では、5年は勤続したいところですが、今この時点で転職する事が問題視される事はありません。
重要な事は、その先の話。転職を繰り返さないという事。つまり、転職失敗を繰り返すケースは危険という事だけは理解しておいてください。
転職の適切なタイミングを逃す看護師が大勢います。
中途半場に年数が経過してから転職する方が、デメリットが大きいという場合も多々あります。
というのも、
- 辛かったが3年目までなんとか頑張って続けた。しかし結局、転職する事に。
- 無理してきた分、早く転職をしたいがゆえ、吟味せずに転職先を決めてしまった。
- 入職後に、転職前より条件が悪い事が発覚するも、再転職しづらい状況。
この流れが最悪のケースです。
辛かったけど我慢した3年がかえって、キャリアに傷をつけている原因になることも。
ちなみに、転職を希望した翌月に転職できる保証はありません。
本当に自分に合った転職先を探そうと思うと、ある程度時間(経験的には、1〜3ヶ月くらいは考えておいた方が良い)をかけながら探す必要もあります。
余裕を持って転職活動を行わなかった事により、慌てて転職先を探す必要に迫られ、結果失敗するという人もいます。
もし、転職を真剣に考えているなら、早めに動き出しておく事は非常に重要です。
そして、転職先選びに失敗しないためにも、転職サイトは十分に、利用者の声・希望を聞いてくれて、一緒に考えてくれるところがベストです。
中立的な立場で相談にのれる転職サイトの担当者としては、 医療ワーカー がおすすめです。
このサイトで紹介した新人看護師の石原さんも使った看護師転職サイトです。
5.転職する方法【効率よく求人情報を探す方法】
- 知り合いの看護師に紹介してもらう。
- ホームページを探す。
- 求人雑誌、新聞広告などをチェックする。
- 転職サイトを利用する。
これまでの一般的な方法としては、一つ一つの病院のホームページを自分で、求人募集が出ていないかチェックしたり、求人雑誌・新聞の求人広告などをチェックする事だったりが多かったと思います。
でも、この方法は、募集している側にも負担が大きく、適切なタイミングで効率よく求人を募るのが難しい現実がありました。
例えば、求人雑誌に掲載して、多数の応募があった場合、すでに、募集が終了となっても、雑誌を見た人から応募があって対応しないといけなかったり、
もし、応募が一切なかった場合でも、広告の固定費が出続けたりという事で、これまでの方法での求人募集はリスクがつきまといました。
今では、そのデメリット補う手段として、「転職サイト」を活用する傾向になっています。
求人探しは、転職サイト > 雑誌
つまり、最新の求人情報は、求人雑誌よりも転職サイトに掲載されているわけです。
求人を調べようとする場合、理想的には全ての方法で、求人情報収集をする方が良いですが、もし、あえてどれか一つだけと限定するなら、最も効率的な方法は、転職サイトの利用です。
いずれ方法でも、まずは求人探しが転職の第一歩
「転職したい。」「転職したい。」なんて言いながら、何も行動に移せていない人がいます。
転職活動において、もっと重要な事は、まずは求人の情報収集です。
求人雑誌活用するにしても、転職サイトを利用するにしても、まずは実際にどのような求人があるのかをチェックする事からはじめてみましょう。
6.看護師転職のよくある失敗ケース・失敗パターン
「まず辞めてから、転職活動をはじめる。」と考えている看護師がいますが、一旦辞めて、落ち着いてから転職しようとすると、ほぼ間違いなく転職に失敗します。
転職経験がない新人看護師が、単独行動した場合もリスクが高いです。
何を注意するべきか、どのように動くべきかが分からないとために無駄な労力を使う事になる場合もあります。
そして、転職サイト選びや登録のタイミング(遅すぎる)で失敗する人もいます。また、優秀な担当者をつけきれずに転職活動がスムーズにいかない人もいます。
ここでは、新人看護師の転職で失敗に陥りやすい典型的なケースを挙げながら対策を紹介していきます。
今の職場を辞めてから、転職活動を開始する。
ゆとりがある状況で、時間をかけながら転職先を吟味したいと考える看護師もいるようですが、転職活動は、実際に動き出してからすぐに求人がみつかるわけではないので、しばらく待機する時間があります。
退職後に待機時間が長くなる事は、無収入の期間が長くなるという事です。
無収入の期間は貯金を切り崩しながら生活していく事になりますが、少しずつ減っていく通帳を目にすると、「どんな仕事でも良いから収入源が必要!」となってしまい、割に合わない条件でも働かざるえない状況に追い込まれたりします。
なかなか良い求人が見つからない状況では、理想の求人に出会うまでは待ちたいという気持ちがあっても、お金事情により選んでいられなくなります。
転職で失敗する典型的なケースは、転職活動にかかる時間を甘く見積もる事に由来しています。
在職中であれば、見送れる状況ですが、職がない状況では、適切な判断も難しくなります。転職活動は、絶対に在職中にはじめる事をおすすめします。
転職雑務が多すぎて疲弊したり、思わぬミスも、、、。
在職中に転職活動をする必要はありますが、それだと、仕事が休みの日にしか動けません。
特に、シフトの急な交換などが入ったりする可能性の高い職場の看護師は、転職雑務で失敗するケースがあります。
転職雑務というのは、履歴書を作成したり、転職先に問い合わせたり、面接日程調整や、実際の面接、職場見学などがあります。他には、転職が決まってから、職場への退職手続きなども含まれます。
やる事が多い上に、「先方とのスケジュール調整も」となると、かなり面倒です。
転職活動をサポートしてくれる担当者をつけられれば、こういった転職雑務の代理可能な範囲の事については丸投げが可能です。
また、担当者の方から、「履歴書はいつまでに制作して下さい。」「職場への提出書類は準備できていますか?」など、声かけも行ってくれるので、独りだと起こってしまう単純ミスも、未然に防ぐ事ができます。
また、面接の調整などでは、こちらの都合が合う日をピックアップして、担当者に面接日程を調整してもらう事もできたりするので、初めての転職者にはかなりこころ強い存在となるはずです。
逆に、独りで動くという事は、このようなサポートを受ける事ができずミスを犯す可能性があるという事です。
転職サイトへの登録が遅すぎる。
転職サイトへの登録を後回しにしてしまう人がいます。
何より、まず先に転職サイトに登録し、担当者と一緒に転職活動を進めていくべきなのに、なんとなく自分の頭の中だけで物事を進めてしまっている人がいます。
いくら転職サイトに登録したとしても、焦って求人を紹介してもらおうとすると、条件に合致する可能性は低くなります。また、転職者が増える、年始の時期や、夏のボーナス終わりから秋口にかけた時期は、ライバルも多くなります。
思っているよりも早めに動かないと、転職活動は難航します。
一つの目安ですが、転職希望日の3ヶ月前までには登録しておいた方が良いです。理想としては、半年を切った時点から動き出せると確実です。
新人看護師が転職を検討している場合は、じっくり考える時間も必要になるので、半年以内を目安にして、転職サイトへの登録が遅くなりすぎないように気をつけて下さい。
腕の良いエージェントを担当につけていない。
転職活動は、担当者の能力に大きく左右されます。
病院への問い合わせや交渉を代行してくれるわけですから、やはり経験豊富で人間性としてもしっかりしている人が理想です。しかし、転職サイトのエージェントが全員、優秀であるわけではありません。
それどころか、社員教育が行き届いていない会社のエージェントの場合は、転職活動でトラブルになる場合もあります。
転職を確実に成功させるためには、腕の良いエージェントを担当につける事が重要になりますが、最も確実な方法は、実際に優秀な転職エージェントにサポートしてもらった人に直接紹介してもらう事です。
この方法なら、ほぼ確実で、敏腕エージェントを担当につける事ができます。
ただし、この方法は、周囲に転職サイトを利用した事があり、敏腕担当者にサポートしてもらった人がいる場合の話なので、自力で腕の良いエージェントを探すのは簡単な事でないのも事実です。
そこで重要になってくるのが、大手の看護師転職サイトから選ぶ事です。
相談者が利用した転職サイトである「 医療ワーカー 」もおすすめ転職サイトの一つです。
7.看護師転職サイトを利用するメリット
求人情報収集など、転職雑務を任せられる。
転職サイトに登録すると、希望条件やどういったサポートを期待しているか等を伝えると、担当者がその人に合わせた転職支援を行なってくれます。
若手看護師が、転職で失敗しないポイントの一つに、「ブランクを作らない事」が挙げられます。つまり、病院に在籍している中で転職活動を進める必要があります。
しかし、忙しい中では、求人情報探しすらなかなか集められず、転職活動をスムーズに進められないというジレンマが出てきます。
転職サイトでは、転職活動に関わる雑務(求人情報収集、病院・施設情報を提供、病院・施設への問い合わせ etc)を代行してくれるので、転職活動が非常にスムーズになります。
給与や雇用条件などの交渉ごとを代行してくれる。
面接となった際は日程調整を行ってくれますが、都合の良い日時を伝えるだけで、できるだけ都合に合うように担当者が調整してくれます。
また、希望条件により近づけるように給与面や就業条件面などについて代理交渉を行なってくれたりします。
自分独りで動く場合を考えると、給与交渉なんて無理に等しいですが、担当者が代理で行ってくれるので非常に助かります。
転職サイトそれぞれに特徴や強みはありますが、これらが基本的なメリットとなっています。
転職サイトが普及するまでは、転職活動は非常に面倒で複雑なものでしたが、今では転職サイトに登録するだけで、無料で担当者(転職エージェント)のサポートを受ける事ができます。
もし、一人で転職活動を進めようとすると、転職雑務が面倒なのはもちろん、応募が重なったライバルが、もし転職サイトを利用していれば、強力な転職サポートのプロがついている事を意味し、転職のプロと独りで戦わなければいけない事を意味します。
8.新人看護師におすすめの看護師の転職サイト
看護師の転職サイトは、かなりの数がありますが、どれを選んでも、良いサポートを受ける事ができるかと言うと、決してそうではありません。
ここでは、多くの人に転職サイトを紹介してきた経験から、自信を持っておすすめできる看護師転職サイトを1つに厳選して紹介します。
ちなみに、相談者の石原さんが利用した看護師転職サイトは「医療ワーカー」でした。
相談しながらじっくり決めたい。
まず、相談するためには、①その業界に精通している担当者である必要がある事と、②相談する時間を設けている事、この二つの条件が必要です。
まだ転職するかどうか悩んでいて、相談しながらじっくり決めたいという人には、「医療ワーカー」がもっともおすすめとなります。
看護師の資格を生かした他の職業の紹介もできる。
看護師の資格が生きるのは、けっして医療現場だけではありません。
ただし、どこに行っても生きる資格ではありません。看護学校では、あくまで国家資格合格と合格後に医療現場で活躍できるようになる事を目標に教育プランがたてられます。
なので、いきなりどこに行っても通用する看護師というのは皆無です。
ここをフォローしてくれるのが「医療ワーカー」です。求人の質が高いという点でも紹介しましたが、病院以外の他の職種に関する看護師求人での質も良いので、看護師が他の職種を探すながら特におすすめです。
ただし、別領域は20代を過ぎるとより条件は厳しくなるので、もし、決意を固めているなら遅くなりすぎない事は重要です。
9.看護師の仕事を続けるために病院を辞めた新人看護師が手にした未来
看護師を辞めるギリギリまで悩んだ一人の女性が、転職で何を手に入れたのか?
あれだけ、看護師の仕事を辛いと思っていた私が、今では、仕事に行くのが楽しくなりました。
自分に自信がつくと、仕事が楽しいと感じるようになるんだなーって実感しています。
仕事が楽しいとなぜかプライベートも充実するんですね。
夜は毎日ぐっすり寝られるし、
休日の午後に軽いうつ状態になるのも無くなりました。
休みの時は、休みを楽しんで、「また仕事頑張ろう!」と気持ちを上手に切り替えられるようになっています。
分からない事や、できない事が出てきても、以前のように落ち込む事はなくなりました。
昔の私を知っている人からは、「なんか明るくなったね」って言われます。
昔の自分は本当に、色々な事にクヨクヨして悩んでばかりでした。
あの辛かった時期は、決して悪い過去ではないと思う。
あの辛い時期があったから今の自分があるし、
あの辛い時期が、私を成長させる事ができたのだと思います。
なぜなら、同じ境遇に悩む人の気持ちを理解してあげられるようなったし、
自分の事も大切にできるようになりました。
以前の自分とちゃんと向き合ってきたから、今の幸せがあるんだと思います。
もし、あのままズルズルと前の職場に残って、自分の気持ちを無視し続けていたら、今のような明るい自分にはなれていなかったと思います。
ポジティブに動き出せば、色々な事が良い方向に動き出すので、単純に「職場を変えただけ」の話ではなかったんだなーと思っています。
新人のうちは転職って考えない方が良いですか?なんて聞かれる事もあるけど、「動き出す事が将来の自分のためになる!」と思えるなら転職しても良いと思います。
「まずは3年」なんて言い方をする人もいるけど、今の時代、一つの枠に当てはめて考えるべきではない。
その答えは自分の中にあるのであって、常識とか、上司とか、他人が答えを決めるものではないと思っています。
真剣に考えた上で、自分のためになると思って行動しているのであれば、躊躇する必要はないと思います。
もし、今の悪い状況を変えたいと思っての行動なら、新人だろうが、看護師何年目だろうが、私は応援すると思います。
以前の私のような状況にある看護師に出会ったら、
「自分に正直になって、周りの事を気にしすぎない方が良い。次の職場では自分に合った環境に巡り会えるかもしないよ。」
ってアドバイスすると思います。
悩みすぎないで、動き出してみてはいかがでしょうか?
2022/11/26